コラム
換気扇・ダクトの開口部からネズミが入る。塞げる場所と塞いではいけない場所
排気ダクトの出口に網を張ると油で詰まります。塞ぐのはダクトの中ではなく、ダクトが壁や床を貫通する周囲の隙間です。焼肉店の排煙ダクトの事例を出します。
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結論:ダクトの中と、ダクトのまわりは別の話
「ダクトからネズミが入る」とき、経路は2つあります。
- ダクトの管の中を通ってくる
- ダクトが壁・床・天井を貫通している、その周囲の隙間を通ってくる
多いのは2です。そして塞げるのも2です。この2つを混ぜると、塞いではいけない場所を塞ぐことになります。
排気ダクトの出口を塞いではいけない
厨房の排気ダクトに金網を張りたくなりますが、業務用の油煙排気では避けてください。
- 油脂が網に付着して目詰まりします
- 排気量が落ちて厨房の換気が成立しなくなります
- 堆積した油脂は火災の原因になります
防鳥網やガラリがもともと付いていて破損している場合は、同等品への交換です。これは新しく塞ぐのとは別です。
給気側の換気扇・ガラリは、排気ほどの制約がないので対応できる場合があります。いずれにせよ、排気設備に手を入れる前に厨房排気の業者に確認してください。
実際にあった事例(焼肉店・排煙ダクト)
客席の各ロースターから排煙ダクトが伸びており、その経路が侵入口になっていました。
入口は床下の集合部にあいた穴です。そこには手が届きません。 届かない以上、そこを塞ぐ計画は立てられないので、店内側を金網とパテでふさぎました。初回の捕獲は10匹ほど、3週間で新しい痕跡が出なくなっています。以降は経過を見ながら定期的に管理しています。
焼肉店は客席ごとにダクトが走るため、厨房だけ見ても侵入口にたどり着きません。ロースターまわりまで含めて確認します。
塞ぐのは貫通部の「まわり」
ダクトが壁や床を抜ける箇所には、施工上どうしても隙間が残ります。ここは塞げます。
- 金網(亀甲金網)やステンレスメッシュを詰める
- その上から防鼠パテ・モルタルで覆う
- 充填材だけで埋めない(齧り抜かれます)
天井裏に抜けている貫通部は、店内から見えません。天井点検口がない店舗では、点検口の新設が前提になることがあります。
天井裏の足音が続くとき
ダクトまわりを塞いでも天井裏の音が止まらない場合、経路は建物側です。間仕切りの上部、配線用の開口、隣区画との取り合いが残っています。
ここは共用部なので、管理会社の承諾が要ります。当社は調査写真を添えて承諾を取り、了承いただいた範囲を閉塞します。
調査で見るところ
- ダクトが壁・床・天井を貫通する箇所の周囲
- 給気ガラリ・防鳥網の破損
- 天井裏のダクト経路と間仕切り上部
- 焼肉店はロースターごとの排煙経路
- 屋外のダクト吊り元・支持金物まわり
現地調査とお見積りは無料です。塞げる箇所と、排気設備として触れない箇所を分けてご説明します。
保証はネズミの年間契約で12ヶ月。封鎖した侵入経路からの再侵入は、回数制限なく無償で再点検・再施工します。