コラム
グリストラップ・排水まわりからゴキブリが出るとき、発生源はどこか
グリストラップ「から」出るのか、そこを「通って」出るのか。この切り分けを間違えると、塞いでも数週間で戻ります。実際の3パターンと、排水管に殺虫剤を流してはいけない理由。
公開:
結論:発生源か通り道かで、やることが変わる
グリストラップそのものが発生源のこともあれば、別の場所で繁殖した個体が通っているだけのこともあります。
発生源なら密閉と清掃で止まります。通り道だった場合は、そこを塞いでも別の経路から出てきます。切り分けずに施工すると、効いたように見えて数週間で戻ります。
実際にあった3パターン
グリストラップの縁の隙間(中華料理店)
チャバネゴキブリの発生源が、縁の隙間とそこにつながる床排水でした。フタと枠の間の隙間から入り、内部の油脂と温度がそのまま繁殖条件になっていました。
縁まわりを密閉し、排水経路に沿ってベイト剤を施工。以降のモニタリングで生息は確認されていません。
排水溝のフタの欠け(バー)
営業中に床の排水溝から成虫が上がってくる状態でした。溝のフタの欠けと目皿の隙間が通り道です。部材を交換し、溝の内側に残留処理をしました。
ここは排水の中が発生源ではなく、通り道だった例です。
製氷機裏の給排水(アジア料理店)
製氷機の裏の給排水まわりに糞が集中していました。機械部に薬剤は散布できないため、通り道の壁際に残留処理、機器の隙間にベイト剤を点で施用。排水ホースの貫通部を閉塞して止まりました。
排水管に殺虫剤を流してはいけない
排水口から出ると薬剤を流し込みたくなりますが、逆効果です。
- グリストラップは微生物の働きで油脂を分解しています。薬剤でその働きが落ちます
- 流した薬剤は水と一緒に流れます。残らないので翌日には戻ります
- 多くの製品は排水への投入を想定していません
流すのではなく、隙間を塞いで通り道に残す施工でないと止まりません。
清掃はどこまでやるか
「きれいにしてください」では、どこをどの程度やればいいか分かりません。当社は清掃をお願いしたい箇所を1枚にまとめてお渡しします。毎日やる箇所、週1回の箇所、業者清掃で対応する箇所を分けます。
清掃が追いつかない状態が続くなら、施工の頻度を上げるより分担を見直したほうが結果が出ます。
調査で見るところ
- グリストラップのフタ・縁・枠の隙間
- 床排水の目皿とフタの欠け・変形
- 厨房機器の給排水ホースが壁や床を貫通する箇所
- 排水トラップの封水(切れていると下水とつながります)
- 油脂と汚泥の堆積
現地調査とお見積りは無料です。発生源と通り道を分けたうえで、どこを塞いでどこに施工するかをご説明します。
保証はチャバネゴキブリの年間契約で12ヶ月。期間中に生体を目撃されたご連絡から5営業日以内に無償で追加施工します(回数制限なし)。